和歌山鶏×奈良もち米うまっ!自家製サムゲタンの会

奈良県、和歌山県、三重県には、おいしい食材が「これでもか!」とあります。それは近所の産直市場で売られている里芋だったり、海辺のスーパーに並ぶワラサの刺身だったり。

はっきりいって、これはずるい(笑)。

どうせ食べるならおいしい食材がよいけれど、こだわりも過ぎると面倒なもので。自分が歩けて、手の届く範囲で選ぶぐらいがちょうどいいと思うんです。

Kiiの日常は、仕事がら漁船に乗ったり、農家さんを訪ねること。大阪で暮らす人や、毎日通勤電車に乗る人よりすこしだけ「手が広い」んです。

おのずと、おいしいご飯に恵まれます。そうした出会いを、食卓をとおしてご一緒できたらいいなあと思って。

今回は、1人の米農家との出会いから生まれた「サムゲタンをみんなで食べる会」の話です。

会うたびもち米をもらう

奈良県に川西町というまちがあります。ここで米農家を取材したことがきっかけで、糖質制限をしていたはずが、取材先でいただいたお米がおいしすぎて、最近は毎食米食に。そうなっていました。しかし、もち米はそうはいきません。

毎食炊いて食べるわけにもいかないし、かといってもちをつくわけにもいかない。「もちってどうやって食べるんだろう・・・」。それがきっかけでした。

まるどりとの出会い

あれやこれやとレシピを考えていた年末のある日。和歌山県の道の駅で見つけた「まるどり」が見た目にもう、おいしくて。

このまるどりに、もち米を詰めて炊いたら、サムゲタン。これは絶対おいしいだろうなあと思ったんです。

サムゲタンを食べる会

そこで、「サムゲタンを食べる会」を開催してみました。ゲストとしてお招きいただいたペチャクチャナイト奈良を機にtoiへ興味を持ってくださった方、MEBICで開催された総合デザインとプロデュースクリティブクラスターセミナーで出会った「toi.toi.to-i!」さん、奈良市で「放課後研究室ナンデヤ?」を営む脇本さんなど、集まったのは13名。

まずは前日から解凍しておいたまるどりのお披露目。

モモ肉、胸肉、肩肉といった切り身に見慣れたほぼ全員が、その姿に驚きます。同時に、興味津々といった様子。「ここに内臓がつまっていたの?」「セセリってどこの部分?」「重っっっ」。言葉がつきない大人たちに囲まれて1人、大阪から参加した小学生の女の子の姿がありました。日ごろ、虫や鳥にもふれる機会が限られる彼女は、目をまん丸くしていました。

次に、まるどりのお腹に「ごま油を和えたもち米、クコの実、松の実、にんにく、しょうが、塩」を詰めていきます。サムゲタンといえば、なつめや高麗人参を入れるのが定番。でも今回は、身近な食材でつくることにしました。みんな初めてなので(そしてサムゲタンを食べたことがない)、「もち米はもっと入れていいの?」「塩をお腹にすりこむのだっけ?」と手探りでの調理開始。どうにかこうにか詰めたあとは、竹串でおしりを縛っていきます。

余談だけれどみんなで一緒に料理をすると、それぞれの人となりがよく表れるものですね。とりまとめるのが得意な人、もくもくと手を動かせる人、手ぎわのよい人。

もち米を詰めてお腹がパンパンになった鶏は土鍋へ。直径約35㎝の鍋にぎりぎり収まりました。ちなみに、この土鍋は近所の食堂「ぷろぼの食堂」にて働く友だちが貸してくれました。

「ねぎ、だし、こんぶ」を入れたでグツグツと炊きます。たまに鍋ぶたを開けるとこれがもういい香り!スープの表面には脂の膜が張っていますね。気持ちはラーメン屋さんです。はやく食べたい・・・

海と山のチヂミ

この日は、サムゲタンができるまでにチヂミもつくりました。「チヂミに入れたい食材を1人一品持ち寄ってください」とお願いして集まったのは「鶏のモモ肉、さけるチーズ、とろけるチーズ、サバ、三陸ワカメ」。そこで2種類のチヂミをつくることに。

モモ肉・チーズをふんだんに入れた「山のチヂミ」。

そしてサバ・三陸ワカメの「海のチヂミ」。

ネギやニラがふんだんに使われているのがわかりますか?自分たちでつくると、「追いネギ」や「追いチーズ」がこれでもかとできて嬉しいですね。どちらも最高の仕上がり!ごちそうさまでした。

サムゲタンのできあがり

そして待つこと2時間。ついにサムゲタンの完成です!

竹串を取り、お腹につめたもち米をかき出し、いただきまーす!

にんにくもしょうがもAEONで購入したものですが、驚くべき香り。

参加者からは「この味わいなら、喜んで2時間待ちます」という声も聞こえてきました。いやあ、これは最高においしかったです。

おまけ 小学生シェフとの出会い

この日、チヂミのタレをはじめ調味料をつくってくれた参加者がいました。彼は、小学5年生。サムゲタンを一層引き立てたのは、彼手製の「だしジオ」。これがまたおいしくて。聞けば彼は、おこづかいを集めて、1200円もするこだわりぶどうジュースを買ったエピソードの持ち主です。大人顔負けのグルメですね!彼には敬意をこめて、「シェフ」というニックネームをプレゼントしました。いつか、料理教室を開いてほしいなあ。

今日の食材

まるどり(和歌山県)
もち米(はじまるマルシェ/奈良県川西町)
かつおぶし(三重県尾鷲市)
クコの実、松の実、にんにく、しょうが、塩(AEON西大寺店)
みつば(道の駅 レスティ 唐古・鍵/奈良県田原本町)